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ヤギの特性

ヤギはウシ目(偶蹄目)ウシ亜目(反芻亜目)ウシ科ヤギ属に属します。ヒツジとは属を異にする近縁種であり、共通した性質も多い。染色体は60本。

体重は種類にもよります。
野生種では、オスで 80 kg 前後、メスで 55 kg 前後。体高は 80 cm 前後。妊娠期間は約150日。

出生児の体重は、母体の栄養条件に大きく影響され、1.5 - 7 kg。単子か双子で生まれる。乳頭は2つある。
ウシよりは双子の率が高い。発情期を迎えるのはメスで 6 - 8 か月齢、オスで 5 - 7 か月齢。

発情周期は平均20日、発情期の持続は38時間程度。発情期は日本では8月中旬から2月下旬。気候によっては年中繁殖を行うことができる。寿命は16歳前後。

角の有無も種によるが、野生種は角をもつ。角の形状と湾曲の仕方で、大きく4つに分類することができる。C. a. hircus の角はまっすぐであるか、よじれる。C. aegagrus では横断面が平たい三角形で、後ろに湾曲する。

マーコールヤギでは前方から見ると V 字に開き、コルク栓抜き状にねじれる。アイベックスでは後方に反り、前方に等間隔の結節が見られる。家畜種のザーネン種は無角で、額にわずかな隆起がみられる。

ヒツジには眼下腺や蹄間腺などの脂肪分泌腺があるが、ヤギにはない。一方、多くの種のヤギのオスには、ヒツジにはないあごひげが見られる。

ヤギの食性は幅広いが、粗剛なイネ科の草本を好んで食べる。

また、ヒツジが草食(グレイザー)であるのに対し、ヤギは芽食(ブラウザー)であり、草よりも低木樹の葉を好む。ヤギは4つの胃をもち、反芻胃(ルーメン)内に生息する微生物の働きにより、麦わらや枯葉のようなものまで餌とすることができる。

また、水分の排泄を抑制する機構をもつため、砂漠などの劣悪な環境でも生き延びることができる。さらに、反芻動物の多くは芳香のある植物を嫌うが、ヤギはこれを食べる。なお、ヤギに紙を与えることは避けた方がよい。

ヤギは通常、群れを作って生活し、野生種における群れのサイズは平均 3 - 24 頭。

なわばり性は認められていない。オスはオス同士、メスはメス同士と子と群れを作る傾向がある。ヒツジは定住するのに対し、ヤギは長距離を移動する傾向がある。オスは後脚で立ち上がり、強く頭をぶつけあい、頭突きによって群れの中での順位を決める。ヒツジは後ずさってから突進する形をとる。


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